今回は夏に多い肌トラブルの緊急ケアを二つご紹介しましょう。まずは「うっかり日焼け」。しっかり紫外線対策をせずに外出したり、思った以上に長時間、屋外にいて日焼けしてしまった時の対処法です。
日焼けは、とにもかくにもお肌を冷やして熱を取ることが肝心。家に帰ったら、クレンジングの前に、ぬるま湯で肌表面をそっとこすらずに洗い流します。目には見えませんが、汗の塩分やホコリの粒子はざらざらとしていて、肌を傷つける原因に。そのままメーク落とし用のクリームなどでこすると、日焼けで敏感になっている肌をさらに傷つけかねません。
洗顔後は冷やしタオルで顔を覆う「冷ケア」とホットタオルを使った「温ケア」を繰り返して血行を促進します。このとき、ホットタオルは熱々ではなく、ほどほどの温かさにすること。冷ケアは、保冷剤や氷をタオルでくるんで肌表面にあてるのも、より沈静効果がありお薦めです。夏は、プリンなどが入っていた大きめのカップで作った氷と、冷タオルを冷蔵庫に常備しておくと、普段のケアにも使えて便利です。
ほてりが取れてきたら、今度はしっかり保湿。ローションパックをして美容液をしっかりと肌に浸透させましょう。肌の再生を助けてくれるビタミンCやEを含んだ食品やサプリメントを取り、体の中からケアすることも必須です。
UV対策を怠った結果、お肌に出るのがシミ。夏は「シミが目立つようになった」という相談が多いのですが、これは秋から冬、春先に紫外線に対するケアをしなかったために、シミが濃くなったケースが大半。シミは、紫外線を浴びた量の蓄積が現れたものなのです。
ですから、すぐに「シミを消す」のは不可能。ただ、きちんとケアを続ければ、シミは少しずつ薄くなりますし、次のシミを作らない予防になります。シミが濃い場合はイラストのような「佐伯式美白3段パック」を試してみてください。
ローションパックで肌を整え、美白効果の高いクレー(粘土)タイプのパック、最後にビタミンC誘導体入りの美容液をしみ込ませたコットンを気になるシミの部分に張りラップで覆います。シミが薄い場合は、クレーパックまでの「2段パック」でも十分です。
毎日新聞 2008年7月3日 東京朝刊
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